日記

主に掃き溜め、自分のため

2020/07/23

好きな歌い手がVtuberに転生していた。

 

 

YouTubeで偶然そのVtuberの切り抜き動画がおすすめに出てきたのだ。

 

Vtuberの概念自体よく分からないまま興味本位で見始めることになった。

 

ただ楽しそうに騒いでいるだけの動画だったが、なんだかコメント欄も含めて居心地が良く、以来彼の配信を見るようになった。

 

 

この時点で私は中身が同一人物だとは気付くことが出来なかった。

 

知らないままそのVtuberのファンになって1ヶ月くらいが経った。

 

 

ファンといっても時間が合う時や気になるゲームの時に覗く程度である。配信形式が初めてで勝手がわからずコメントすらしていなかったと思う。

 

 だからある日歌配信をやるというツイートで、彼がゲームだけじゃなく歌も歌うことを初めて知った。

 

丁度予定も空いていてリアタイで見ることになった。

 

彼は一体どんな歌を歌うのだろうと呑気にパソコンの前であぐらをかいて待っていた。

 

登場した彼は、いつもの元気な声にエコーがかかっていた。コメント欄が盛り上がる。

 

歌い出しの直前まで雑談を早口で捲し立てており、可愛い人だなとほのぼのしていた。

 

 

そして彼が歌う。

 

歌い出してすぐ、私はびっくりして泣いてしまった。

 

優しい声、綺麗な高音。知ってる。ずっと昔から知ってた。

 

 

活動休止とは聞いていたけれど、バーチャル世界に転生したなんて聞いてない。

 

普段そんな喋り方なんて知らなかった。歌なら一発でわかったのに。

 

みんなに彼の歌唱力が認められてて嬉しいけど、複雑な気持ちもあった。バーチャルの彼じゃなくてもみんな聴いてくれただろうか。

 

涙も厄介オタクムーブも止まらないまま、すぐにそのVtuberの既出の歌配信を全て聞きに行った。その日は興奮して眠れなかった。

 

 

今も歌い続けてくれていることに関しては感謝の気持ちしかない。

 

彼自身の心境はどうなんだろう、活動休止という形となっているので帰ってくる可能性はあると信じたい。いつか。アカウント消さないでほしい。ツイ消しされた時クソ萎えてた記憶がある。

 

Vtuberの界隈では中身について話すことはタブーらしい。前世と言うそうだ。だから絶対に名前出さないし、同じアカウントでフォローしないようにする。気をつけたい。

 

 

同一人物とは知らず同じ人を好きになってしまったという恥ずかしさがある。リアコじゃないけどさ、偶然とはいえ執着心みたいだと思った。

 

 

これは一生推すしかないなと思った。バーチャルだろうがどこだろうが追いかける。

 

歌い続けてくれさえすれば大丈夫。どんな道を選んでも応援している。

 

 

v界隈ちゃんと覚える。スパチャの投げ方も覚える。

 

少しでも彼が夢に近づけますように。